松本走りとは?車で松本に来る前に知っておきたいポイントと対策
松本に来るまで初めて来る人に注意してほしいのが、強引な右折などを指して話題になる「松本走り」
当然すべての人がそうではない一方で、交差点で周囲の車が“予想外の動き”をすることが多々あるので、松本に来る前にポイントだけ押さえておく事をおすすめします。
この記事では、【松本走り】のよくあるパターンと巻き込まれない運転のコツを、わかりやすくまとめます。
※注意点
松本に住む人間として一応言及しておきたいのが、当然ではありますが松本の運転手がみんなそう、という話ではないです。
この記事は松本地域を悪く言うためではなく、遠方から来た方や慣れない旅行者が事故に巻き込まれないために作成しています。
「交差点では想定外の動きが起こるかもしれない」という前提で、具体的な対策をまとめました。
松本走りとは|言われるようになった経緯と特徴
「松本走り」とは、松本周辺で見かける“ちょっと強引に見える運転”を、まとめて呼ぶ俗称です。
全国的に知られるきっかけの一つは、2008年にとある雑誌にて危険運転の例として紹介されたことです。
その後、2011年に松本市のお隣である安曇野市の啓発資料で注意喚起され、2019年には松本市が広報誌で特集を組むなど、行政の啓発でも取り上げられる事が増えてきました。
また、2019年に“ご当地危険運転”が話題になった流れで、「松本走り」もSNSやメディアで言及が増えたと言われています。
「松本走り」が生まれた要因としては、主に次の指摘がされています(※単一の原因ではなく、道路環境×運転行動の組み合わせとされています)。
- 城下町由来で道幅が狭く、拡幅や交差点改良が進めにくい(結果として右折が詰まりやすい)
- 右折レーンや右折矢印信号を作りにくい/少ない交差点が多くあり、右折待ちが渋滞を生みやすい →「早く曲がりたい」心理が働きやすい
- 右折待ち渋滞を解消するために“右折を通す/急いで曲がる”行動が一部で習慣化しやすい
松本走りの中でもとくに話題に上がりやすいのは【交差点での右折に関する動き】
たとえば次のような行動が「松本走り」と言われることが多いです。
- 対向車(直進)が来ているのに、先に右折してくる
- 対向の左折の隙に、かぶせるように右折してくる
- 信号の切り替わり際に、続けて右折してくる(いわゆる“続行右折”のように見える)
- ウインカーが遅い/出さないまま進路変更してくる
松本走りと言われる代表パターン
ここでは松本走りと言われる代表的なパターン4つをご紹介します。
どれも別に松本に限った訳ではないと思いますが、「よく見られる」との事で挙げられている事が多いようです。
他にも言われている物はありますが、この4つが特に多く言われる・見られるかと思います。
対向の左折にかぶせるように右折してくる
対向車が左折する“すき間”を見て、ほぼ同時に右折してくるタイプ。松本走りと言われると一番にこれが頭に浮かぶ方も多いかと思います。
左折車がウインカーを出したのを確認すると、ジリジリと進んで左折車の後に続いて右折する車は、松本を走っていると確かによく見ます。
これが、左折車に後続車が居なければまだいいのですが、普通に後ろに居るのにその間を縫って右折する車も多いのです。
右折車が内側を慌ててショートカット気味に入ると、左折車・対向直進車・横断歩道付近・自転車などの確認が薄くなり、事故が起きやすくなってとても危険と言われてます。
対向直進が来ているのに右折してくる
対向車(直進)が交差点に近づいているのに、右折車が強引に先に曲がってくるようなケースです。
直進側からすると「まだ来るの?」というタイミングで進路を横切られるため、急ブレーキや接触につながりやすいと言われます。
信号切り替わりで続行右折・早め発進が起きる
信号が切り替わる前後に、右折車が続けて曲がり切ろうとする(いわゆる続行右折)
青になる直前〜直後に動き出す(見切り発車)といったパターンです。
交差点内にまだ車が残っていたり、歩行者の動きが重なると危険になりやすいため、注意喚起で触れられることがあります。
ウインカーが遅い/出さない・急な車線変更
合図が遅い、あるいは出さないまま右左折・進路変更をする、という“予告なしの動き”です。
さすがに交差点での右左折でウインカーを完全に出さない人はまず居ないかと思いますが、遅い人は割と見かけます。
後続車がブレーキ判断を遅らせやすく、車線変更や右左折が連続する場所では特にヒヤリが起きやすいとして挙げられます。
旅行者が特に注意したい松本走りの遭遇シーン
松本に限らずですが、旅先の運転でヒヤッとしやすいのは「交差点」と「進路が変わる場面」です。
地元の流れに無理に合わせるより、最初から想定外が起きても止まれる運転を頭の片隅に入れておけば、いざと言う時の対応もしやすいです。
ここでは、状況別の松本走り遭遇シーンとその対応を見ていきましょう。
交差点の直進中(対向右折を想定)
直進は基本自分が優先なのですが、前方の車が左折する時は要注意。
対向右折車が強引に曲がってくる可能性があります。
交差点に近づいたら、速度は上げずに対向車の様子をしっかり観察するのが大切です。
- 対向右折車がいたら、動きに要注意
- 右折車の「タイヤの向き」「じわっと動き出す気配」を早めに見る
- 自分が優先だからで過度にスピードを出さない
左折時(横断歩道+対向右折に注意)
左折は歩行者・自転車・対向車の動きが重なりやすい危険なポイントです。
特に対向右折車がいる場合は、自分の左折に合わせて曲がってくる恐れがあります。
状況によっては、こちらがウインカーを出したのを見て先に行こうと曲がってくる車もいます。
心情的にはそんな勝手な運転の車を先に行かせるのもいかがなものかとは思いますが、対抗してスピードを上げるのも当然危険です。
相手の動きをしっかり見て、状況を判断しましょう。
- まずは横断歩道(歩行者・自転車)を最優先で確認
- 次に対向の動き(右折が来そうか)を確認してから曲がる
- ミラー+目視で左後方もチェック(自転車がスッと来ることがある)
- ハンドルを切る前に速度を落とし、曲がりながら過度な加速はしない
青信号の発進時(交差点内の安全確認)
旅先は土地勘がないぶん、青になった瞬間に交差点内の情報が追いつかないことが多々あります。
ほぼ赤信号なのに突っ込んでくる車や、対向右折車が我先にと右折してくる恐れもあります。
発進は一拍おいてからを心がけるとかなり安心です。
- 青になっても即ダッシュせず、交差点内を一度見る
- 右折・左折の車がまだ残っていないか確認してから発進
- 横断歩道の人が動き出していないか、左右の歩行者も確認
- 後ろが気になっても、焦らず自然に動き出す(無理に合わせない)
松本の交通マナー向上の取り組み
松本での運転が少し不安でも、過度に身構える必要はありません。
松本市は「危ない運転があるかもしれない」を前提に、交通マナーを良くするための取り組みを継続して行っています。
たとえば毎月5日・20日を「交通マナー向上の日」とし、合言葉は 「思いやり ゆずりあい運転の街 松本」。
市民運動として、譲り合い・安全確認を呼びかけています。
さらに自転車の安全対策として、中心市街地の高砂通り を「自転車ルール・マナーアップ強化路線」に指定。
街頭での啓発やルール周知、標識・表示の強化などを進め、事故の予防につなげています。
「松本は危ない場所」という話ではなく、より安全にするための改善が動いているのです。
旅行者側は過度に恐れるのではなく、松本走りの知識を頭の片隅に入れており、実際に遭遇しても慌てない事を意識すれば十分です。
松本走りとは?まとめ:交差点で一拍・対向右折想定・歩行者最優先で松本ドライブを安全に
「松本走り」は、松本周辺で見かけることがある強引な右折などを指して語られる俗称です。
全員がそうという話ではありませんが、旅行者は土地勘がないぶん、交差点で予想外の動きが起きたときに反応が遅れやすいのも事実です。
だからこそ、対策はシンプルでOKです。
- 直進でも、対向右折が入ってくるかもしれないと想定する
- 発進時は交差点にスッと入らず、一拍おいて安全確認する
- 地元の流れに無理に合わせない(競わない・焦らない)
これらを意識するだけで、ヒヤッとする場面はかなり減らせます。
安全第一で、気持ちよく松本の旅を楽しんでくださいね。